岩国ピクルスができるまで

私はこれまで、工場などの生産設備の機械系の設計・開発や、工場設備の機械工事に携わってきましたが、60歳を機に退職しました。 その間、お世話になった会社の方々や同僚、仕事関係でお世話になった方々、家族や友人の励ましが支えとなったサラリーマン生活でした。 そして、地元である岩国で人生の新たなスタートを切ることにしました。
岩国は山口県東部に位置し、瀬戸内海から中国山地まで広がる自然豊かな地域です。市街地は温暖ですが、山間部では寒暖の差が大きく冬は雪も積もります。 旧城下町は錦帯橋や岩国城などの史跡があります。市の中心には錦川が流れ、田園風景が広がっており、臨海部は工業都市と米軍基地があり共存する街です。
私は妻と相談し、ここから人生の転機となる行動に出ました。ここ岩国で野菜作りと起業に取り組む挑戦です。 そこでも身近な周りの人々に支えられながら始まりました。 野菜作りは岩国市の農林振興課に相談し、畑を借りて有機栽培の野菜作りを始めました。 とはいえ、今までまったく畑違いの仕事をしていた私にとっては右も左もわかりません。周りの方々に教えて頂いたり、調べたりしてのスタートでした。 今だに試行錯誤の連続ですが、自分で育てた野菜を見て、いろいろな発見や喜びがあったりする日々を送っています。

起業については、自分で育てた野菜の加工食品を作りたいという思いから始まりました。
そんな時、萩野菜ピクルスさんが開催しているピクルスアカデミーの存在を知り、これだ!という思いで受講しました。
ピクルスアカデミーでは懇切丁寧にピクルス作りなど、基礎から教えて頂き、受講した後、「これにこだわってやっていくんだ!」という決意のもとに取り組んで行きました。
そこで、ピクルスを商品化するにあたり、「自分が納得できる優しい味を」を目標にしたいと心に決めました。
教えて頂いたピクルスをベースとし、何度も試作品を作り、これならという味に辿り着き商品化にこぎつけることが出来ました。それが「岩国ピクルス」です。
ピクルスはもちろん、残った液まで美味しく頂ける、という声もたくさん頂いております。
食べた人を笑顔にできる、喜んで頂ける、そんな思いで作った美味しいピクルスです。
ぜひ一度ご賞味ください。